1.組織内の心理的安全性を高め、コンプライアンス違反の早期発見・対応を促進する研修

コンプライアンスのレベルアップを目的とした心理的安全性研修を下記のような内容で行っています。あなたの組織でもやってみませんか。中川総合法務オフィスで実施しているスタンダードなカリキュラム案も掲載しました。対象は主にコンプライアンス委員会メンバーや管理職で、ワークや質疑応答を含めて、2時間半くらいがベストでしょう。

※なお「心理的安全性」とは、第一人者のエドモンドソン教授によると、「組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態」のことです。

あらかじめ申し上げると、次のような大きなメリットがこの心理的安全性研修にはあります。

・問題の早期発見と報告の促進:心理的安全性が高まると、従業員はトラブルやミス、不正や違反を報告することへの心理的障壁が低くなり、組織はコンプライアンス上の問題を早期に発見し、対処することが可能になります。コンプライアンス・リスク管理が向上して、中川総合法務オフィスのこのサイトにもある通り、「不祥事防止は隠さないのが9割」、オープンなコミュニケーションが促進されていきます。声を上げられない組織文化が改善されていくでしょう。また、これまでに適切な利用がなかった内部通報も増加してくるでしょう。

2.心理的安全性研修カリキュラム(スタンダード版)

(1)心理的安全性とコンプライアンスの関係

・心理的安全性の概念とコンプライアンス体制強化のための重要性
・コンプライアンス違反と組織文化の関連性
・沈黙のスパイラルとその打破方法

(2) 所属部署・組織の心理的安全性の自己診断と現状分析

・組織の心理的安全性レベル自己診断
・現在のチーム/部署における課題の特定
・心理的安全性のギャップ分析のグループワーク

(3)心理的安全性を高めるコミュニケーションスキル

・積極的傾聴とオープンな質問技法
・非難ではなく問題解決に焦点を当てた対話の実践
・ロールプレイ:困難な状況での効果的なコミュニケーション

(4) 心理的安全性の導入のアクションプラン策定

・部署/チームごとの心理的安全性向上計画の立案
・コンプライアンス違反を発見・報告しやすい仕組みの検討
・KPIと評価方法の設定

(5)心理的安全性を高めるだけでは生産性ダウン

・エドモンドソン教授の警告

■備考
・実際の企業事例を用いたケーススタディ
・心理的安全性測定ツールの活用
・研修6ヶ月後の定着度調査と公表が望ましい
・同業他社の事例も含めた心理的安全性導入の成功例と失敗例も研修に盛り込む

   

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