ESG(投資から経営へ)

 ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス(企業統治))を考慮した投資活動や経営・事業活動を指す。
 ESGは投資活動から始まった概念であり、ESG投資では、一般に企業の財務情報に加えて環境及び社会への配慮、企業統治の向上等の情報を加味し、中長期的なリターンが目指されるなどしていた。
 しかし昨今は、企業経営においてもESGに配慮する傾向があり(いわゆる「ESG経営」)、ESGの考え方は、投資に限定されるものではない。
 またこれに関連して、「ESG法務」も重要性が増してきている。

 持続可能な開発目標(SDGs)の達成手段でもある。また、企業の社会的責任(CSR)や社会的責任投資(SRI)、2000年以降の責任投資(RI)といった潮流とも関連する。

 これまでは、ESGの3要素のうち、最も活発に議論されてきたのは環境(E)領域であるが、社会(S)領域及びガバナンス(G)領域に関する議論も台頭してきた。
 社会(S)領域にはダイバーシティ・人権等、ガバナンス(G)領域には企業統治(内部統治)及び内規整備を含むマネジメント、情報開示の充実等が含まれている。

内閣府調査 https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/tyosa/r02kokusai/h2_02_02.html 一部引用

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