食のコンプライアンスは衛生管理に加えて品質や表示管理の時代に

1.食のコンプライアンスは「衛生管理」に加えて「品質管理-表示管理」の時代に

食品不祥事の発生は、

衛生管理に問題があって、食中毒などの不祥事を発生させることの防止のコンプライアンスに加えて、

品質管理による食品表示のコンプライアンスも求められる時代になっている。

消費者に嘘をつかない職業倫理はコンプライアンスの中心だから。

2.食のコンプライアンスと「衛生管理」

「衛生管理」…病原微生物や微生物が産生した毒素による食中毒は、

原材料がもともと微生物に汚染されていたり、

製造工程において新たに微生物が混入したために汚染されたり、

汚染された微生物の繁殖などがその原因だったから。

ステークホルダーである消費者の信頼を得るには、この衛生管理を徹底することが不可欠であろう。

3.食のコンプライアンスと「食品表示」

「品質管理-表示管理」

…原材料の産地偽装、品質偽装、

消費期限や賞味期限の偽装・誤記載、

アレルギー原因物質などの無記載、

記載順序のミス(重量順に記載すべき項目での順序のミスなど)、

不必要な内容の記載、

これらの情報は包装材料に記載されたり、印刷物として添付されている。

そしてこれはもともとは、消費期限切れの原材料使用や返品されてきた商品の再利用・部分的再利用などがあれば品質管理の問題があり、

食品の原材料や期限などの決定は、製品開発・製品設計の問題であり、

その設計のもとで包装材料に何を記載するのか等は

全体としての品質管理の問題となるので、結局食品表示は中身の品質管理と一体化している。

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