不正(不祥事)防止態勢の抜本的な変更(COSO-fraud-riskプログラムの活用)

1.不祥事防止する方法は決め手がないのは本当か

不祥事は、個人の問題であるとして、組織的な責任はないとしていたのが旧来の考えであっただろう。

しかし、今日では個人の問題に還元することはいつもはできないであろう。

組織の内部統制が、コンプライアンスを手段でなくて目的としており、職員の不祥事は、純粋に個人的なものを除いて、組織的なガバナンスの不足とされるからである。下図はCOSOモデル2013(COSOサイトより一部引用)

2.COSOの不正管理プログラム活用

そこで、COSOが力を入れている不正リスクへの管理プログラムを参考にした組織的な不祥事や不正への対応を検討するのはどうであろうか。

◆COSO/ACFE | Fraud Risk Management Guide 参照(訳はACFE JAPAN参照)

もちろん、抽象的な理論ではあるが、組織全体としてどこに問題があるのか、不正防止を推進している組織に大きな或いは小さな不正が発せしておればプログラムを修正しやすくなるからである。体系的なのだ。

しかし、あくまでもフレームワークであり、実際の組織に当てはめるときは十分な検討が必要である。それは、コンサルティングの問題であろう。

※以下の解説を参照されたい。

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