東京池袋のある信用金庫での1億円着服事件を題材に、企業不祥事を防止するリスクマネジメント等の在り方を再検討する。ここに挙げたフレームワークと不祥事の3段階チェック体制(所謂3ライン)を是非ともメーカーも検査不正を防止するために導入してほしい。

銀行での横領事件はなかなかなくならない。企業の検査不正も収束しそうにない。我が国の社会的システムは疲弊している。

そこに、リスクマネジメントの視点や職業倫理向上の仕組みを形式だけでなく実質的にとり入れることによって再生すべきとするのが私の意見である。

コンプライアンスは組織の手段でなくて目的であり、その目的達成の手段はリスクマネジメントであり、エシックスであるというのがこれまでの企業の不正防止マネジメントの私の実践方法である。