1.農業団体(JA・NOSAI・みどりネット・JF・中央市場等)の不祥事再発防止のためのコンプライアンス態勢の基本
-これ以上不祥事を起こさないコンプライアンス・職業倫理・リスク管理等ガバナンスの徹底を真面目にやること-
(1) JA等内部統制の在り方…農水省統一指針・監督指針・新検査マニュアル等に加えて、会社法や地方自治法の改正案等実務規範も参考にする
(2) リスクマネジメントの基本…リスクを知る・リスクを避ける・被害を最小化する
リスク管理例:独占禁止法と農協事業、利益相反行為・高齢者対応等利用者保護
2.コンプライアンスと公益通報者保護法等を踏まえたリスク管理の方法
(1)コンプライアンス確保のための制度
(2)公益通報者保護法 ◆ヘルプライン設置方法
(3)JA等役職員の職業倫理…ステークホルダーの求める倫理 エシックスカード活用
(4)内部監査…監査部門の独立性、部署内でも日常的な縦の監査と横の監査
3.「コンプライアンス」はなぜ重要か…組合員等ステークホルダーからの信頼に応える
4.最近のJA等不祥事の実例とその防止方法…10類型以上のリスク別把握
これまでの不祥事の事例を10分類して、リスク管理の防止策を考える。
5.不祥事発生時の対応
(1)基本:謝罪・現状把握・対応方法・広報・責任等であるが最も重要なものはintegrity
(2)マスコミの取材と記者会見の仕方
⇒実際の「模擬記者会見」や「ポジションペーパー作成」研修実績多数あり。
(3)リスク対応:危機管理(不祥事発生)の事例 よい例 悪い例
6.コンプライアンスに関する最近の「重要判例」
7.個別リスク対応(研修する組織の課題に応じて取捨選択)
(1)個人情報保護法違反 漏洩事例を類型に分けて(+マイナンバー対応)
(2)パワーハラスメント ◆判例変更の新潮流と実務動向
(3)セクシュアルハラスメント・マタハラ・モラハラ等
(4)反社会的勢力対応
(5)クレーム 対応15原則 ◆失敗しない初期対応
(6)事例研究
不当要求・勤務外不祥事防止・飲酒運転等
8.不祥事の防止するために最重要なこと
9.チェックリスト
10.研修内容の理解を深める演習問題を随時実施
(1)コンプライアンス・リスクマネジメントの基本…リスクを知る・リスクを避ける・被害を最小化する
(2)JA等における不祥事の類型別把握…横領・飲酒運転・個人情報漏洩・ハラスメント・クレーム処理
(3)個別リスクへの具体的対応方法…個々のリスクの特性を踏まえて、効果が実際にあった実践的な方法
(4)農水省監督指針等及び都道府県組合担当取組把握、公表事例把握等
※JA等共済や金融も含めた多方面の活動組織には個別の経済・信用・共済等事業ごとの実施も有効、
また、リスク管理を中心に「事務リスク」「システムリスク」等を重点的にすることも有効